Turning Point – 3

事故

 100%、ナースのミスで患者さんが失明するというアクシデントがあり、メスを置く決断をした。沖縄で白内障のオペをスタートし一年半で約1200症例の実績を残した後だった。自分に全く責任はない、とはいえ後味の悪い出来事であり、ストレスから血圧も上がりいら立ちのつのる日々だった。眼科医として、万単位のオペをこなしてきた自分にとって、自己責任の範疇にない不注意での不幸な結末によって、オペをリタイアすることになってしまった。気力が萎えたのだ。